DigiFloatでは、浮体式洋上風力タービン向けの世界初のデジタルツインを開発、検証、展開します。
デジタル化、予測O&M
$4,175,000
2020年第3四半期
24か月
プリンシパルパワー
Akselos Inc、アメリカ船級協会、ワシントン大学 応用物理研究所、カリフォルニア大学バークレー校、海軍海上戦闘センター、Carderock Division、Ocean Winds.
DigiFloatは、ARPA-E (米国エネルギー高等研究計画局) が資金提供によるプロジェクトで、浮体式洋上風力の用途に特化した世界初のデジタルツインソフトウェアの開発、検証、運用を目的としています。このデジタルツインモデルは、ポルトガル北部沖にある8.4MWのタービン3基を備えたWindFloat Atlanticプロジェクトをリアルタイムかつ高精度で数値化します。
デジタルツインには、海洋ブイと浮体の搭載センサーからデータが送られてきます。デジタルツインモデルから得られる情報によって、WindFloat Atlanticのパフォーマンスと運用についてより深く理解することが可能となり、ダウンタイムの短縮、運用コストの削減、予測能力の向上につながります。DigiFloatは、「スマート」オペレーションやIM&Rなど、デジタルサービスの新時代の到来を告げています。
このソフトウェアツールは、実際の動的な洋上環境における浮体式洋上風力タービンに対して使用することができるため、設計フィードバックの無駄が省かれ、優れた次世代設計を実現します。
私たちは浮体式洋上風力のエキサイティングな新時代の幕開けを迎えており、この技術の世界展開を加速させるデジタル・イノベーションを開発するチームの一員であることを誇りに思っています。この助成金は、画期的なWindFloat®技術が、より高い効率性と設計の最適化を実現する技術革新の恩恵を受けられるようにするために利用され、これによってコストとパフォーマンスの両面でますます競争力を高めることができるでしょう。
- セス・プライス、プリンシプルパワー技術部門統括責任者
本ページに提示された情報、データ、作業内容は、米国エネルギー高等研究計画局 (ARPA-E) のAward Number DE-AR0001178から一部資金提供を受けたものです。本ページ上に記載されている著者の見解や意見は、必ずしも米国政府またはその機関の見解や意見を表すものではありません。
ARPA-Eについて
米国エネルギー高等研究計画局(ARPA-E) は、民間企業による投資が時期尚早ではあるが、将来性が高く、インパクトのあるエネルギー技術を推進する機関です。ARPA-Eの受賞者は、エネルギーを生産、貯蔵、利用する全く新しい方法を開発している点でユニークです。ARPA-Eのプロジェクトは、米国経済の繁栄、国家安全保障、および環境福祉を根本的に改善する可能性を秘めています。ARPA-Eは、定められた期間内に少額の資金で有意義に進めることができる変革的なエネルギープロジェクトに焦点を当てています。受賞プロセスは合理化されており、迅速な行動、そしてエネルギー研究の最先端分野の促進を可能にします。ARPA-Eは、米国のエネルギー研究者に対して資金提供、技術支援、市場準備を提供します。ARPA-Eの厳格なプログラム設計、競争力のあるプロジェクト選択プロセス、および積極的なプログラム管理により、熟考された資金提供を保証します。ARPA-Eのプログラムディレクターは任期が限られており、常に斬新な思考と新しい視点が取り入れられるようになっています。